中古不動産の売買に欠かせない条件になってきているインスペクション。
不動産の売却を検討している方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
売ったら終わりではない不動産の売却において、引き渡し後のトラブル防止などに繋がるインスペクションは重要な役割をになっています。
そこで今回は足立区で不動産売却を検討している方に向けて、インスペクションの基礎からメリットまで解説。
今回の記事では以下のような悩みが解決します。
- インスペクションって何?
- 足立区でインスペクションに対応している会社ってどこ?
- 足立区の中でおすすめの会社ってどこ?
この記事を読むだけでインスペクションを使い、有利に取引を進めていけるようになりますよ。
インスペクションとは?
インスペクションとは、住宅の設計・施工に詳しい建築士などが、住宅の劣化や不具合の状況について調査を行い、欠陥の有無や補修すべき箇所を客観的に検査することです。
新築入居時やリフォーム実施時にも検査は行われますが、最近では中古住宅の売買時に行うインスペクションが注目を集めています。
中古住宅の場合は個人間での取引が多く、売買の対象となる住宅の状態について正確な情報を理解することで、引き渡し後のトラブルを軽減する効果が期待できるんですね。
インスペクションを行うメリット
不動産を売却する際に重要なことは、いかに買い手の立場で考えられるかということです。
買い手がどんなことに悩み、何を求めているのか知ることが早く高く不動産を売却するコツになってきます。
ここでは、買い手の立場に立ってインスペクションを行うメリットを解説していきます。
インスペクションを行うメリットは以下の3つです。
- 安全性を武器に他物件と差別化を図れる
- 引き渡し後のトラブルも予防できる
- 購入後の管理プランも立てやすい
それぞれ一つずつ解説していきますね。
安全性を武器に他物件と差別化を図れる
売却前にインスペクションを行うことで買い手が早く見つかり、より高値での売却が可能となります。
なぜなら中古不動産を購入するほとんどの方は、不動産の安全性に不安を感じているからです。
「本当にこの物件は安全なのかな?」
「購入後に何か不具合が起こってしまわないかな…」
といった不安を専門の調査を行うことで解消できるんですね。
そのため、早期での不動産売却に繋がることになります。
引き渡し後のトラブルも予防できる
売ったら終わりではないところが不動産売却の難しいところ。
不動産売却から3ヶ月は売主に瑕疵担保責任が課せられるので、不動産に何かの不具合があった場合、対応しなければならないんですね。
インスペクションをすることで、買い手が事前に不動産の状況に納得したうえで購入することになるので、引き渡し後のトラブル防止に繋がります。
反対にインスペクションを実施せずに売却すると、引き渡し後に修理費用を請求されたりするリスクを抱えなければならないため、インスペクション対応ができる不動産会社に依頼しましょう。
購入後の管理プランも立てやすい
インスペクションを行うことで、売却する予定の不動産がどんな状態であるかが明確になります。
そのため修繕が必要な箇所がわかり、適切な処置が取れるので買い手側も購入後の管理プランが立てやすいんですね。
また一度調査をしているため、購入後に買い手が調査する必要もなくなってくるので、売却されやすくなります。
上記のように早期での高値での売却や購入後のリスクを考えると、インスペクションは不動産の売却時に欠かせないことがわかるんですね。
インスペクションの料金
項目 | 基本料金 | 基本料金 | 50,000円〜70,000円 | オプション料金 | 15,000円〜35,000円 | 報告書作成料金 | 5,000円〜15,000円 |
上記のようにインスペクションの料金には、基本料金・オプション料金・報告書作成料金の3種類があります。
基本料金の相場は、5〜7万円となっています。
インスペクションを行う上で最低限かかってくる費用ですが、業者によっては多少異なっていることもあるので注意しましょう。
オプション料金は、建物によっては検査の必要がないことの多い床下や屋根裏への進入調査時に発生するものです。
床下や屋根裏に入るには、時間がかかるため料金も比較的高額で、それぞれ1万5000円〜3万5000円程度となっています。
さらに建物によっては進入するための安全対策や、経路の確保が必要になる場合があり、別途追加料金がかかることもあるんですね。
また報告書については、基本料金に含まれている場合と別料金の場合があります。
簡易的な報告書だけが基本料金に含まれていて、詳細なものが必要な場合は別料金というケースが多くなっています。
別料金の場合は、5000円〜1万5000円程度なので、事前に報告書のサンプルを見せてもらい、どの程度の報告書が必要になるのかを業者と話し合って決めておきましょう。
足立区でインスペクション対応の会社3選
ここまでインスペクションについて解説してきました。
安心して不動産を売却するためにインスぺクションは欠かせないんですね。
そこで最後に足立区に対応している業者の中でもインスペクションに力を入れている業者を3社紹介していきます。
ドリームオン不動産
東京都・埼玉県を拠点としている地域密着型の不動産会社『ドリームオン不動産』。
何と言ってもインスペクションを無料で行ってくれるのが最大の魅力です。
売主・買主と真摯に向き合う姿勢があるからこそ実現したサービスなんですね。
また、後に紹介する2社と比較すると規模は大きくはありませんが、お客様一人一人にあった戦略を立ててくれるのが魅力の一つです。
住友不動産販売
全国265店舗にも及ぶネットワークで広い販路を確保している不動産会社『住友不動産販売』。
インスペクションに力を入れている会社であるので、契約完了後に対応してくれるんですね。
何よりも最大の武器は、そのブランド力と認知度。幅広い販路であなたの不動産を早期に高値で売却することができます。
POLUS
埼玉県を拠点に地域密着の販売力と大きな会社規模の不動産会社『POLUS』。
上記の住友不動産販売と同様で、インスペクションは契約終了後に対応可能です。
POLUSでは、自社で不動産を買い取るサービスも行っているので、売却できないリスクはないんですね。
まとめ
今回は、足立区で不動産売却を検討している方に向けて、インスペクションを行うメリットから対応している業者を紹介してきました。
インスペクションを行うメリットは以下の3つです。
- 安全性を武器に他物件と差別化を図れる
- 引き渡し後のトラブルも予防できる
- 購入後の管理プランも立てやすい
上記のようなメリットがあるので、売却を検討している方はインスペクションに対応している不動産会社に依頼するといいでしょう。
この記事の内容が、あなたの不動産売却の一助となれば幸いです。